中山庸子連載第13回
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  連載第13回
「安心スープ」があれば、身も心もあったかい


これからの季節、大勢で鍋を囲むにぎやかな夕食も楽しいけれど、
ほんの少しだけ手間をかけたおいしいスープができていると、疲れ
てひとり外から帰ってきたときや小人数の家族の夕ご飯やひとりふ
たりの友人を迎えたときもとても安心。身体と心が芯からあったか
くなります。
 カッコいい女は、たいてい食いしん坊。そう長い時間キッチンに
こもっていなくても、凝った料理を作らなくても、その日の天候・
気分・メンバー構成などにピッタリのご馳走がどんなものであるか
……のキャッチ能力が高いようなのです。
 今回は、そんなカッコよさを獲得すべく、寒い季節の食卓にピッ
タリの「安心」スープを二種類ほどご紹介してみましょう。
 ひとつめは「ホタテとカリフラワーの白いポタージュ」
 ホタテもカリフラワーもクセがないので苦手という人は少ないし、
栄養価も高いのでオススメの一品。食材が白っぽいのでカラフルな
スープ皿に入れると、よりおいしそう。
 材料<3杯分>
○ホタテ貝柱 120g  ○カリフラワー 100g
○玉ネギ  40g   ○ニンニク 1片
○バター 塩 こしょう 少々
○牛乳 180cc ○固形ブイヨン 1個 ○ローリエ 1枚
○水 180cc  ○生クリーム 40cc
 (1)ホタテはたてに四つ切り、カリフラワーの茎はまわりを剥
    いて立て切り。花の部分は大きめのザク切り。玉ネギは粗
    めのみじん切りにしておく。
 (2)固形ブイヨンを削って、耐熱ガラス容器に水を入れ、ブイ
    ヨンとローリエを加えて端あけラップをし、電子レンジで
    
2分加熱する。
 (3)鍋にバターを入れ、ニンニク、玉ネギ、カリフラワーを加
    えてサッと炒める。ホタテを加えて軽くまぜる。
 (4)(3)に(2)と牛乳を入れ、弱火で煮る。生クリームを加え、
    塩、こしょうで味を調える。

 ふたつめは「鶏団子と白菜のスープ」、簡単で温まる一品です。
  材料<5杯分>
○鶏ひき肉 150g  ○白菜 150g
○ニンニク・ショウガ みじん切り少々
○片栗粉 塩 こしょう 少々 ○乾燥パセリ 少々
○固形ブイヨン 2個  ○水 550cc
 (1)鶏肉をボウルに入れ、みじん切りのニンニク、ショウガ、
    塩、こしょう、水溶きした片栗粉を加え、よくまぜる。
 (2)鍋に水とブイヨンを入れ、沸騰させてからスプーンを使っ
    てまるめた鶏団子を落とす。
 (3)細切りにした白菜を加えて弱火にして煮込む。塩こしょう
    で味を調え、パセリを散らす。
 ひとつめのスープなら、バゲットに生ハムのサラダといったもの
が合うし、ふたつめのスープはご飯にお漬け物の和食でも、簡単チ
ャーハンでも可ですね。
 たいていの人は、空腹になるとせっかちになり、イライラしてき
ます。
 以前、新婚ホヤホヤの男性が「カミさんが張り切って凝った料理
を作ってくれるのは嬉しいんだけれど、あったかいスープや味噌汁
と、簡単な一品でいいから、すぐ食べたい」とぼやいているのを聞
いたことがあります。
 料理は「愛情の作品」であることも否定しないけれど、長年キッ
チン担当をやっていて思うのは「タイミングの勝負」ということ。
 前もって用意しておいた安心のスープを弱火にかけ、ポットの残
り湯でスープ皿を温めている間に、ササッとおいしい主食が用意で
きてしまう。これがカッコいい女の手わざということになるでしょ
うか。






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