小さな会社だからこそできる!
木戸一敏 連載「フォーカス力」

月7万5000円の投資で1000万円売り上げた秘密 高確率セールス構築士 木戸一敏

木戸一敏 連載「フォーカス力」第5話
【第5話】

 「ええ!? ニュースレターを出していると、そんなことがある
ですか?」

 福井県にあるリフォーム会社の社長さんが、私にいうんです。
 その会社では3年前から、一度受注していただいたお客さんにニ
ュースレターを出しています。そこからのリピートは「多少ある」
程度とのことでした。
 その話を聞いて、

 
「リピートがあったお客さんと、ニュースレターの話題になった
することがありますよね」

 と、私は訊いたんです。
 すると、その社長から逆に質問されてしまいました。

 「そんなことがあるんですか?」
 「『そんなことあるんですか?』って、ないんですか社長?」

 この社長さん、お客さんとの会話の中で、ニュースレターの話な
んか、今まで一度も出たことがないというんです。
 なぜ一度も出ないのか理解に苦しむ私と、それが当然と思ってい
る社長……。
 お互いに、相手のいっていることが理解できない「すれ違い」状
態。ぜんぜん話がかみ合いません。
 そのままではらちがあきませんので、何はともあれ、まずはその
ニュースレターを見せてもらうことにしました。

 「奥さんのための節約法」「心のセラピー術」「子育て相談」な
ど、
暮らしに役立つ話題で一杯。なかなか考えられているニュース
レタ
ーです。
 それだけに社長もニュースレターの内容には、自信満々。そんな
ニュースレターのことより、どうしたら売り上げが上がるのか、早
く答えをいってくれといわんばかりの顔です。

 確かにそのとおり。
 何といっても私は営業コンサル。
 どうしたら売り上げが上がるのか、そっちの問題が本題。ニュー
スレターの添削をやるために話をしているわけではないのです。

 が、しかし、気づいてしまったのです。
 なぜ3年間もニュースレターをやっているにも関わらず、リピー
トが少ないのか? なぜ、ニュースレターが話題に上がってこないのか?
 このナゾが解けてしまったんです。

 答えは、「キャラが出ていないから」です。

 「またキャラか? そんなキャラでリピート率が高くなったり、
題に上がるんだったら苦労しないよ」

 もしかしたら、このコラムを読んでいる人はそう思っているかも
しれませんね。でも、あともう少しだけおつき合いください。ここ
からが肝心ですので。

 ズバリいいます。

 お客さんが読んで共感するニュースレター。
 共感しないでゴミ箱行きになってしまうニュースレター。
 
 この違いは、オリジナルかどうかということです。
 どんなに役立つ「奥さんのための節約法」でも「心のセラピー術」
でも「子育て相談」であっても、オリジナルでなければ読まれない。
わざわざ読む必要がない、と思われてしまいます。
 なぜかというと、他でも読めるものならば、もっとブランド力が
あって、きれいで読みやすい読み物が書店に行けばたくさんあるか
らです。

「そんなこといったら、プロに頼まないかぎりオリジナルなニュー
スレターなんて作れないですよ」

 その社長が私にいいます。
 けれども、プロに頼まないとできないというのは違います。
 むしろ、反対です。
 オリジナルにするために、自分で書く必要があるんです。

 そのためには、必ずニュースレターの「書き手」を決めます。書
き手とは、「主人公」のことです。その主人公が社長なのか、店長
のかを明確にすること。その主人公を決めたうえで、いつも主人
を話題の中に登場させます。

 つまり、だれが語ったニュースレターなのか、を一目見てわかる
ものにするんです。
 これが、オリジナルにするための第一歩なんです。

 そして、その書き手であり主人公とは、誰のことか。
 それこそが、前回お話した「あなた自身」なのです。

 さて、いよいよ次回がこのコラムの最終回。
 「月7万5000円の投資で、1000万円を売り上げた秘密」
 
をお話ししなければならないときがきました。
 
それでは、次回最終回、楽しみにしてください!


ポイント:ニュースレターでは必ず「主人公」を決める!

◆ 近 況 ◆

  先日、東京とセミナーを開催。
 大いに盛り上がりました。
 そのセミナーの中のノウハウのひとつに「自分成長シート」があります。このシートは、簡単に説明すると日報のようなもの。
 普通、日報というと、仕事が終わった時に書くものですが、「自分成長シート」は、朝書きます。このシートには、自分の至らないこと自ら設定し、それを克服しようとする仕掛けになっています。
 このシートを弊社のスタッフが2週間続けた結果、なんと! 後片付けが全く苦手だった人がちゃんと片付けをする人に変身。
 このシートの効果は絶大です。とはいっても、はたしてセミナーに参加した人は使っているのかが気がかりだったんです。それが結構使ってくれている人が多いことがわかりました。
「今挑戦中です」「今のところちゃんとやってます」などメールが入ってきたからです。
「自分成長シート」を書き続けて、みんなどのくらい変化があるか楽しみです!





最新号【第6話】へ
バックナンバー【第4話】へ