【第4話】
「今週、やたらとメールが来たんですよ」
メールマガジンを発行している友人が、私に嬉しそうにいうんです。
彼は、経営者向けのメールマガジンを週刊で発行しています。
ある週の号を配信したところ、「共感しました!」「勉強になりました!」といった嬉しい読者からの感想メールが、
いつもの5倍も来た
というのです。
なぜ、そんなことが起きたのか?
私は彼のメールマガジンを調べました。
感想が多かったときの号と、それ以前に発行していたものを読み比べてみたのです。
彼のメールマガジンは、いつも経営のキモについて、「なるほど」と気づきを与えてくれます。
この「なるほど」が多かったときも、同じように読者からの感想が戻ってきます。
けれども、5倍のレスポンスがあった号のメールマガジンに、ちょっとだけいつもと違っていたところを発見したんです。
それは、彼の
「個人的な話」
を絡めて情報を語っていたことです。
その「個人的な話」から彼の人間性がチラっと見えてきて、思わず共感してしまう内容になっていたのでした。
レスポンスのあるニュースレターも全くこれと同じ。
個人的な話を絡めて語っていて
“その人だけ”の話
、つまり
オリジナルの話
になっているんです。
事例を交えて説明しましょう。
ニュースレターのメニューのひとつに「奥さんのための節約法」という話題があったとします。
<事例1>
最近話題の省エネの蛍光灯に「二重環蛍光灯」があります。いままでの蛍光灯と比べてどのくらいお得なのでしょうか? 例えば、二重環蛍光灯を12畳のリビングで使用するとします。いままでの蛍光灯の値段は6000円。二重環蛍光灯は6400円とちょっとお高め。しかし、蛍光灯の寿命が6000時間しかないのに比べ、二重環蛍光灯はなんと9000時間もあります。
この話題をオリジナルにするために、社長の個人的な話を絡めてみますと……
<事例2>
1週間前、女房から近くの大型スーパーに買い物に付き合わされたときの話です。
そういえば、1階の和室の電気がチカチカしていました。電気コーナーの前でそのことを思い出し、蛍光灯を買い物カゴに入れました。
「あんた本当にリフォームのプロなの?」と女房がいうんです。
「ちゃんと蛍光灯のサイズ見てきたんだよ。100型だろう」
「そうじゃなくて、いまコマーシャルでやってるツイン○○○○蛍光灯って知らないの?」
どうやら女房の話を聞くと、値段はちょっと高いけど、寿命が普通の蛍光灯の1.5倍もある蛍光灯があるというのです。(あくまでも例としての話で、そういった商品が実在するものではありません)
これら2つの事例でいいたいことは、「寿命が普通のものより長い蛍光灯がある」ということです。
同じことを伝えているんですが、こんなにも文章の雰囲気が違います。
<事例2>では社長の個人的な話を絡めることで、節約の情報だけではなく、
社長のキャラクターまで想像させてしまう文章
になっています。
「この社長さん、きっと奥さんの尻に敷かれるタイプなんだろうな」
となんとなく、想像できてしまうわけです。
これが、次のような流れで売上げに結びついていきます。
社長の個人的な話を絡める
↓
読んだ人は、知らなかった社長の一面を知る
↓
毎月ニュースレターを読むことで社長の人間性がわかってくる
↓
「仕事以外、顔も知らない人」から「よく知っている人」になる
↓
親近感をもつようになる
↓
商品を買おうと思ったとき、声がかけやすくなる
↓
その結果、お客さんはあなたから商品を買うようになる!
「小さな会社だからこそできる! お客さんから圧倒的な支持を得られるフォーカス力」という、コラムのタイトルはなんなのか?
第1話からここまで読んできた方は、もうおわかりでしょう。
フォーカス力とは、
「あなた自身」
のことだったんです。
「あなた自身」に焦点を当てて、「あなた自身」を伝えていく。お客さんが「あなた」を知ることで、だんだんとあなたのファンになってくる……。
そうすることで、お客さんから圧倒的な支持を得られるようになるんです。
さて、いよいよ次回がこのコラムの最終回。
「月7万5000円の投資で、1000万円を売り上げた秘密」
をお話ししなければならないときがきました。
それでは、次回最終回、楽しみにしてください!
◆ 近 況 ◆
昨日、私のベルトには、おしゃれな携帯電話ポーチがぶら下がっています。
もちろん、色はブラック。なかなかおしゃれです。でも、その携帯
電話ポーチには、携帯電話は入っていません。その中に入っている
のは、付箋です。
思いついたことがあったとき、今までは手帳にメモを取っていまし
た。
その溜まったメモをまとめるのが大変。なにしろ、ページのあっち
こっちに書いているので、もう一度書き直さなくてはならないんで
す。
そんな問題が、付箋で簡単に解決。ジャンル別にペタペタ貼り直す
だけでOK!
これは本当にいい方法です。是非みなさんもやってみてください。
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